「やがて君になる」
これは次男に勧められて読んだ漫画です。
次男はゆり好きで、これも女の子同士といえばそうなんですが
他のゆりのようにキャッキャウフフ、イチャイチャしてないと思います。
まあ、私もそれほどゆりに詳しいわけではないんです。
「桜TRICK」と「きんいろモザイク」と「NEW GAME」みたくらいで。
これらに比べすごく落ち着いた心の機微を描いた漫画です。
主人公の小糸侑は高校一年、本や歌で知る恋心に憧れは有ったものの
自分のものとして感じることはできないでいた。
男子と友人として仲良くすることはできても、
その人を特別だと感じる気持ちがわからなかった。
周りの友人が恋バナに花を咲かせるのを聞くうち
自分にはそういう感情がないのだと思うようになった。
そんな折、先輩女子が告白される現場に居合わせてしまい
結果的に盗み聞きしてしまう。
「私はただ誰に告白されても付き合うつもりないだけだから。」
と言った彼女の言葉に、自分と同じかもしれないと思い、
生徒会の仕事をともにこなすうち確信を持つようになった。
中学卒業時に仲の良かった男子に告白され返事を保留にしていた侑は
嫌いではないが特別とも思えない気持ちを
分かってくれるであろう彼女に聞いてほしくて
「そろそろ返事がほしい。」と言われていることを話す。
気持ちをわかってくれて適切なアドバイスをもらい
きちんと返事のできた侑だったが、
特別のないはずの彼女から
「君のこと好きになりそう」と言われ困惑する。
特别のない者同士のハズの彼女が
自分を特别だというのがずるいと思い始める。
という、なかなか内面的な感情を掘り下げた漫画です。
2018年10月にTVアニメ化されるそうなので
興味持たれたらアニメだけでも見てみては!?
あ、前回紹介しました「かぐや様は告らせたい」も!!