MIKROKOSMOS DIARY

つれづれなるままかのままにっき

「腹話術」

 高橋葉介先生の最初のコミックスらしいです。

またまた古くて申し訳ない。

でも、新しいものは若い方が紹介すると思うのでいいよね~!

 

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amazonの商品情報貼り付けたら表紙の画像がないみたいだったので、
あえて別に貼り付けてみる。

どうでしょうこの流麗な絵柄!!

どうやらペンではなくて筆で描かれているようなんですよね。

で、表題作は「腹話術」なんですが、これが連載されていたわけではないんですよ。

連載されていたのは「ヨウスケの奇妙な世界」です。

内容は、猟奇的だったり、怪談話だったり、奇想天外だったり、
ひっくるめたら奇妙としか言いようのない話の読み切りマンガ。

それが毎月連載されていたんです。

今思うと、毎月読みきり一本描くって凄いことなんじゃないか?

高橋葉介すごい!!!

絵も抜群にうまくて、気持ち悪い親父、めっちゃキモい。
ひ弱そうな男の子、どこまでも頼りない。
怖そうな男、たまらなく不気味。
そして、可愛い女の子、とんでもなくカワイイ~~~!

「ヨウスケの奇妙な世界」はあと三冊、
仮面少年」、「ライヤー教授の午後」、「宵闇通りのブン」が刊行されてます。

後半は結構シリーズ物も多くなってますが。

私が一番好きなのは「腹話術」に収録されている
「ミルクがねじを回す時」です。
ミルクちゃんとんでもなくカワイイです!

「マンガ少年」という月刊誌に連載されていたんですが、
この雑誌自体が休刊になってしまったので連載も終了したんだろうか。

私はずっと「マンガ少年」が「DUO」に誌名変更したんだと思ってたんだけど、
今思うと本としてのコンセプトが全然違うんだね。

「マンガ少年」は、手塚治虫が「火の鳥」を、
石ノ森章太郎が「サイボーグ009」を、
竹宮恵子が「地球へ・・・」を連載していたという
なんかもうすごい本だったねえー・・・

腹話術 (サンコミックス ヨウスケの奇妙な世界 PART 1)